1.根切地業
作業行程画像01

柱の種類毎に、所定の寸法に掘削する。
地盤軟弱の場合には、砕石を使用する。

2. 柱の建て込み
作業行程画像02

柱の前面に、最下段の板天端の位置を記し、水糸に記した所定の位置に鉛直に建て込む。

根固めコンクリート打設までの間は柱の溝などを利用し、タルキ等で保持しておく。

3. 根固めコンクリート打設
作業行程画像03

柱の種類毎に所定のコンクリート量を、柱の位置がずれないように注意し、打設する。

生コンクリート使用の場合はσ28=18N/mm2

手練りコンクリートの場合は、重量比 セメント1:砂3:砂利4

コンクリートが固まらないうちに、柱が所定の位置に建て込まれているか全数確認する。

4. 埋め戻し
作業行程画像04

埋め戻しは養生のあと行い、よく突き固め、残土は敷き均す。

5. 板入れ
作業行程画像05

板墨は、柱に記した最下段の板天端位置を基準に、303mmピッチで柱の溝の面に、各段の板天端の位置を記す。

最下段の板をセットする際には、板が下がらないように、板の下辺にコンクリートを打設するなどの措置をとる。

板を柱溝に挿し落とし、板墨に合わせ、天端に目地モルタルを敷き載せることを繰り返す。
目地モルタル配合 容積比 セメント1:細目砂3
全部入れ終わったら、目地通りの補正をする。

6. かさ木取付
作業行程画像06

最上段の板天端に、かさ木の溝を嵌めるように設置し、通りを補正する。
かさ木のジョイント部分は、「かさ木継手鉄筋」を用いて、柱の天端から出ている2本の頭鉄筋に差し挟み絡げ、かさ木端部のV字溝に固定させたのち、モルタルを充鎮し金鏝で仕上げる。

「かさ木継手鉄筋」は径6mmで、長さは柱の種類8番以下は95mm 9番以上は110mm、かさ木止用の穴には70mmを用いる。

7. 目地仕上げ
作業行程画像07

各構成材接合部分は、充分に目地モルタルを充填する。
余分な目地モルタルは、ウエスで拭き取る。

※ 場内搬入/受入・保管
作業行程画像08

指示された通路より搬入し、第三者傷害に留意のこと。
種類、数量等を納品書と照合し受入れる。
他の作業の支障にならぬよう、指定場所へ降ろす。
保管中に汚損や、ヒビ割れ等の破損が発生しないように、充分に注意して取り扱う。
特に板類の受入れ・保管については絶対に平置き扱いしない。

施工要領書

 

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